2008年9月11日木曜日

Google Chromeの思わぬ効用

1週間ほど前からGoogle Chromeを利用しているんだけど、思わぬ効用を発見。

筆者は自分のメール用のgoogle accountと、ブログ用のaccountを別にしているので、メールをチェックした後、ブログを書こうとすると、IEを別のウィンドウで開いてブログ用accountでログインすると、メール用account自動的にログアウトになってしまっていた。だから、ブログ用accountと、メール用accountを行ったり来たりするのは非常に骨が折れる作業だった。

ところが、今回、Google Chromeをダウンロードしたことによってそれが解決。メール用accountはIEでログインして、ブログ用はChromeでログインすると、一つのPCで二つのaccountに同時ログインできる。

偶然の発見だけど、やっぱ何でも試してみるものですね。

橋下知事のバカ教育委員会発言

久しぶりのupです。

橋下知事のバカ教育委員会発言、それだけを聞いてみると、乱暴な発言は控えた方がいいのでは、と思うものの、背景をよく考えてみると、乱暴な発言をせざるを得ない状況があると思う。

そもそも大阪府知事なんだから、バカ呼ばわりするぐらいなら、自らの責任と権限において自分の信頼できる『馬鹿じゃない』教育委員を呼んで来て、『バカ』な教育委員が本当にいるのであれば、配置換えすればいいのではないかと思うのだが…。どうも、そうできないシステムになっているのだろう。

少し古くなるが、小池百合子が防衛大臣になった時に守屋が言うことをきかなかったので、更迭できず、小池自身が大臣を辞めなければいけなかったことがあるが、あの時も大臣なのにどうして人事権一つないのだと、極めて不思議に思ったことがある。一国の大臣なのに、事務次官の任命も思うように出来ないのであれば、飾りだけの大臣ということになってしまう。

もちろん、防衛の専門知識の無い小池百合子に好き勝手にやらせてもいいのか、という問題もあるし、なんだかんだ言って、行政の実務を一番わかっているのは官僚だという議論もよくわかる。でも、国家試験を受かっただけで国民からの受託プロセスを全く経ていない官僚にすべて任せていいのかどうかというと、これは道路問題を見れば答えは明らかだ。

話を橋下知事に戻すと、言うことを聞かない教育委員会をバカ呼ばわりするよりは、新たな教育委員(教育長?)を外部から連れて来て、改革を思い切り進めてほしいと思う。Populistと言われようが何というわれようが、結局この国を変えることができるのは、小泉や橋下知事のような圧倒的な知名度と支持率のある人にしかできないのだから。

………

以上は、教育委員の人事権の話なんだけど、そもそもの発端は、教育委員会が学力調査試験の結果の公表を拒んでいること。

僕のスタンスは、学力調査試験の結果公表には賛成、ただし、学力調査試験の点数の高いところに教育予算を傾斜配分するという考えには反対だ。

親の立場からすると、自分の子供が行く学校の評価を知るのは当然の権利。でも、問題はその結果をどのように使うかで、よく議論されている『評価の高い学校には、より多くの予算配分を』という考え方は全く理解できない。ワタミの社長なんかもこの考え方を主張しているけど、高評価学校への傾斜予算などを導入しちゃうと、子だもたちの間で機会格差を助長するだけで、いいことなど何も起りはしない。

ワタミの社長はマーケットメカニズムの導入を理由に傾斜予算を主張しているのだろうけど、問題は、誰に対するマーケットメカニズムなのか、だ。

学校は教育機関なのだから、教育サービスを受ける子供の利益が一番大事なんだ。傾斜予算なんかを導入すると、低評価学校で頑張っている子供には能力の高い教師がつかない一方、高評価学校では、格別頑張らなくても能力の高い教師が付くことになって、歪んだ資源配分が生じてしまう。マーケットメカニズムは全く働かない。学校単位(あるいは校長単位)では確かにマーケットメカニズムが働くのかもしれないけれどね。

一番いいのは、学校単位ではなくて、教師単位でマーケットメカニズムを導入し、熱心で能力の高い教師の給料を上げるようにして、教員のやる気を高めると同時に、高評価の教師を低評価学校にまわして、子供達の教育機会の平等を図ることだと思う。

2008年4月5日土曜日

紳助の本

昨日たまたまコンビニで紳助の本が目に留まり、立ち読みしたら結構面白かったので思わず買っちゃいました。

タイトルは『ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する』

『何だお前そんな俗書を読んで喜んでるのか?』という声が聞こえてきそうですが、正直、かなり心に響くものがあった。

内容はというと、紳助が、ビジネスを成功させるために非常にシリアスかつシビアに取り組みながらも、いろいろとリサーチして勉強する過程を楽しんだり、仲間と心を熱くさせながらビジネスをすることを『オモロイやん!』という気持ちで楽しんだりしていることを具体例を交えながら、説明しているもの。はっきり言って書いてある内容自体は、すでにどこかで耳にしたことのあるようなものだけど、紳助のように実際にビジネスを(しかも副業で!)成功させている人間がどのような発想でビジネスを考えているのかを知ることは結構有益なことだと思う。

所謂俗書であることは否定しないが、かなりinspiringだった。なぜこうも心に深く響いたのか?理由は以下三つあると思う:

一つ目には、本音で語られているところ。この前のブログで紹介した北尾さんの本なんかは建前論、精神論のオンパレードだったので、3分で読む気が失せてしまったし、例えば三木谷さんの本なんかにしても、本人が結構偉くなりすぎて建前なんかも相当入っているんじゃないかな。でも、この本は例の紳助節で本質をズバズバ突いたコメントが読めるので、懐疑的な気持ちで呼んだページは一ページも無かった。勿論、『夢と冒険』とか、『こいつを男にするという気持ちが出発点』なんて少々クサイ言葉も出てくるのだが、それと同じぐらい、金に対する執着も正直に書いてあるので、クサイ表現も『あっ、こういう気持ちでビジネスをやる人が成功するんだ』という気持ちにさせてくれる。

二つ目には、紳助は今でこそテレビ界の成功者であるものの、失礼ながら元は京都の不良少年で、別に東大卒でもMBAでもなんでもない吉本の一芸人であるため、読者も共感しやすいという点も大きいと思う。例えば孫正義や三木谷さん、あるいは、本田宗一郎の本を読んでも、所謂『雲の上の人』の話を聞いているようで、その人たちがいかに凄いかは分かっても、『じゃあ俺もやってみようか』なんて気持ちにはあまりなれない。『ハーバードMBAを出てからネットビジネスで独立』なんて聞いても正直普通の人にはピンと来ない。『エライ人はやっぱ違うわ』という感想でとまっている人がほとんどじゃないだろうか?勿論、紳助に関しても、『どうせテレビでたくさん金もらってるから副業に資金をつぎ込む余裕があるんだ』という指摘もあるかもしれないが、紳助が始めて起業したのは25歳のときで、今のように何億ももらうようになってからやったのではない。

三つ目には、この本がサイドビジネスをテーマにしたものであるということも大いにあると思う。普通は起業書を読んでも、会社を辞めて事業を始めるのような話だと、リスクが大きすぎてなかなか、その先には進めない。でも、サイドビジネスであれば、サラリーマンであっても、週末を使って企画を進めることもやる気といくばくかの資金があれば出来なくは無い。



... といくら熱い気持ちになったところで、行動に移さなかったら結局は意味がないし、俺もいっちょなんかサイドビジネスでも手がけてみっか!

2008年4月3日木曜日

米大統領選挙: 民主党の副大統領候補は誰になるか?

ここ数日間で民主党の大統領候補者選挙の流れは大きくオバマに傾きつつある。

クリントン前大統領の閣僚でもあったビル・リチャードソンや、ケーシー議員、その他続々と民主党の大物がオバマ支持を表明し始めている。

また、本日の調査ではペンシルベニア州における支持率はオバマ45%に対し、クリントン43%と、初めてオバマがペンシルベニアにおいて、クリントンを上回っている。

さて、現時点での大方の予想通りオバマが民主党予備選に勝利した場合、誰が副大統領になるか?

普通に考えればヒラリー・クリントンだと思う。が、ご存じのとおりヒラリーのオバマに対する執拗なネガティブキャンペーンを見ると、二人がともにタッグを組める関係なのかどうかも疑わしい。

また、感情的な問題を抜きにしても、政策自体はさほど変りの無い二人だが、選挙のやり方は全く正反対である二人が選挙戦略を共有できるか否かも疑わしい。特に、オバマにとって、ヒラリーだけでなく、夫のビルも自分の方針に沿って選挙運動させるのは相当頭の痛い問題ではないか?

また、権力欲の人一倍強いヒラリーだと、陰謀論者でなくても、オバマ暗殺を裏で画策しかねないと思わざるを得ない。(これは少々言い過ぎか)

では、変わりの候補は誰か?

エドワーズは白人かつ男性であるため、マイノリティーであるオバマとの補完関係はそれなりにあるかもしれないが、この二人だと、あまりにもLiberal 色が強くなりすぎ、保守的無党派層の取り込みが難しくなるのでアウト。

ビルリチャードソンもマイノリティー同士の組み合わせになるのでアウト。

今日、オバマが勝利した場合の閣僚起用が報道されたアル・ゴアだと、革新のメッセージを損ねることなく、メインストリームの取り込みが可能になり、オバマにとって、最も理想的な副大統領候補になるのではないかと筆者は見ている。

ただし、アル・ゴアが二回も副大統領のポジションに収まる器かどうかは分からないし、報道だと環境問題担当大臣として予定しているようなので実現性は低いかもしれない。

そうなると、やはり、大方の予想通りヒラリーか?

"Bring People Together" をモットーとするオバマがヒラリーを手なづけられたとしたら、彼のリーダーシップは本物であるに違いない。

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なお、万一、ヒラリーが民主党の大統領候補に選ばれた場合、オバマが副大統領候補を受けることは、(もし当選すれば)オバマの経験の無さという弱点を埋めることが出来るというメリット以上に、次の選挙では、『旧来型のWashinton Politics からの脱却』を訴えることが出来なくなるというデメリットの方が大きくなるため、オバマにとっては得策でないであろうという筆者の見方を付け加えておきたい。

参考リンク:

2008年3月27日木曜日

WTI 原油価格1バレル100ドルの意味するもの

投資、金融の世界ではアナリストコメントをそのまま引用し、自分のポジションを説明する方が少なからずいる。しかし、個人的には、だれかの言葉をそのまま信じて行動するのはあまり好きじゃないし、得策じゃないと思う。

精緻な分析や検証は無理であるにしても、キーとなる数字(e.g. 日本のGDP500兆円、東証一部上場株の時価総額400兆円)ぐらいは覚えておいて、それと照らし合わせて、『まぁ、だいたい、こんなもんか』という感覚を持つことは非常に大事だと思っている。

…という信念を持つ私としては、原油価格100ドルという価格は、『実需では説明できないレベル』という良く聞くコメントを自分の知っている数字を使って検証したくなった。

そもそも1バレルというのは何リッターか?あまり日本人にはなじみのないバレルという単位だが、Wikipedia で調べると、約159リットル。1ドル100円で換算すると、

WTI原油価格:  $100/barrel ⇒ $100 × 100円/USD ÷ 159ℓ/barrel ≒ 63円/ℓ

つまり、テキサスで原油を1リッター買うと、63円払わないといけないってことだよね。

では、原油の比較の対象として、我々消費者になじみのあるガソリン価格と比べてみると、だいたい、日本だと、リッター当たり160円ぐらい。でも、日本のガソリン価格は税金で大幅に高くなっているから、アメリカでのガソリン価格に直すことが必要となる。

アメリカでのガロン当たりのガソリン価格が日本でのリッター当たりの値段とだいたい同じ、というのが筆者の感覚なのだが、それを当てはめると、

ガソリン価格: 160円/ガロン ÷ 3.8ℓ/ガロン ≒ 42円/ℓ

えっ! 原油価格がリットル当たり63円なのに、どうして、ガソリン価格がリットル当たり42円になるのか!? んなわけないよな。

日本のリッター当たりのガソリン価格とアメリカのガロン当たりのガソリン価格が同じくらいというのは筆者の10年前ぐらいのアメリカ生活から得た感覚なのだが、これが間違っているのかも知れない…と思って、アメリカのEIA (Energy Information Administration)ガソリン小売価格を調べてみると、アメリカ全土のガソリンの平均小売価格は、$3.259 / ガロン。

ガソリン小売価格: $3.259 / ガロン ≒ 326円/ガロン ≒ 86円/ℓ

とすると、原油はリットル当たり63円に対し、ガソリン(小売価格)は86円。差は23円か。なんか妥当なような気もするし、原料と最終製品の差としてはちょっと少ないような気もするな…。

でも、そもそも、これって原油とガソリンを比べているわけで、当然、所謂Apple to Apple の比較じゃない。

どうも業界では、3-2-1 Crack Spread という概念があるようで、『平均的な製油業者は3バレルの原油から、2バレルのガソリンと、1バレルのディーゼルを精製することができる。この比率に基づいて1バレルの原油から得られる製油業者の儲けを計算したものを3-2-1 Crack Spread と言う』ということのようだ。

同じようにEIA (Energy Information Administration)のサイトでディーゼルの全米平均小売価格を調べてみると、$3.989/ガロンになっている。

ディーゼル小売価格: $3.989/ガロン ≒ 399円/ガロン ≒ 105円/ℓ

これを3:2:1 の比率で考えると

1ℓの原油から得られるのはガソリン2/3ℓと、ディーゼル1/3ℓ。

それぞれに小売価格をかけて足し合わせると、

小売価格加重平均: 86円/ℓ×2/3 + 105円/ℓ×1/3=92円/ℓ

つまり、63円/ℓの原油から、92円(税込)/ℓの最終製品(ガソリンとディーゼル)が生産されているということだ。

差は29円。

この差で、精製コストが税金、ガソリンスタンドまでの運送料金、それから、精製業者や小売業者の儲けをカバーできなきゃいけないので、それが十分かどうかってのが、結局WTI原油価格が割高か否かの一つの判断材料になるんじゃないだろうか?

ガソリンとディーゼルの税金はそれぞれ、39.9¢/ガロンと、46.45¢/ガロン(州税と連邦税合計)だから、原油1リットルへの影響を計算すると、約11円/ℓ(計算略)。

だとすると、18円(= 29-11円)で、精製コストやガソリンスタンドまでの運送料金、それから、精製業者や小売業者の儲けのすべてをカバーしないといけないことになる。

ちなみに、18円というのは小売価格加重平均92円/ℓの20%。これはスプレッドとして十分なのか、否か? 即ち、WTI 100ドルというのは割高なのか、割安なのか?

んーっ、なんとなくスプレッドとしては十分じゃないと思うが…。


今、 柴田さんの資源インフレを読んでいます。また新しいことがわかりましたら当ブログにアップしたいと思っています。




(参考リンク)

2008年3月25日火曜日

オーストラリアの義務投票制度

選挙のたびに投票率の低さが問題になります。

また、雨の日には宗教団体系の政党が有利になったりするなんてこともよく言われますね。

一つの解決策はオーストラリアでも採用されている強制投票制度ではないでしょうか?

非難を覚悟で率直に言うと、合理的(≠道徳的、≠倫理的)な個人にとって、投票に行くのは極めてナンセンスな選択です。

なぜならば、よっぽど暇を持て余しており、投票所に行くこと自体に楽しみを見出す人ならともかく、そうでない人にとっては、(a)余暇の時間を使って、投票に行き、0.00…001%の確率で選挙結果に影響を与えるか、(b)ほぼ100%の確率で自分のやりたいことをやるか、という選択になるからです。普通に考えりゃ、そりゃ、(b)の選択をしますよね?

だって、(a)の選択をした場合、投票によって自分にとって望ましい政治的な結果がもたらされる確率は以下の3つの確率の積として計算されます:

① 自分にとって望ましい候補者を選定できる確率
②自分の投票によって、自分の支持している候補者が当選する確率
③当選した候補者が当選後に公約を守る確率


①の確率は国会議員レベルでマスコミへの露出の多い人の場合は、ある程度候補者が何をやりたいか、またどのようなことをやってきたのかも確認することができるので、そこから自分にとっての望ましい候補を選定できる確率はそう低くないかもしれません。ただ、市議会議員や区議会議員の場合は、マスコミへの露出もそんなにないし、ウェブサイトを見ても『市民の暮らしを良くする』だの、『安心できる区民の暮らし』だの、具体性の無いワケの分からないスローガンばかりで具体的な政策が全く見えないので、この確率はとても低いものになります。

②の確率は限りなく低いといえます。だって、一票差で自分の支持している候補が敗れない限り、自分が投票に行っても行かなくても結果は同じわけですから。

③の確率はさほど低くはないかも知れませんが、投票した後の行動をモニタリングする術が無いので、測定自体が困難といえます。また、選挙の時にホットな話題になるような問題については、選挙公約にもなっているでしょうから、政治家も公約を守り、投票したあなたの利益にかなう行動を取る可能性も比較的高いかもしれませんが、当選後、3年後、あるいは4年後に起こる問題について、そもそも選挙時の公約にもなっていないわけですから、選挙民も政治家に対して『てめぇ、約束破ったな!』と言えないし、政治家も、『そんなん、俺がこうするなんて、約束したことなんてなかったじゃん!』と開き直れるわけです。参議院議員の場合、任期は6年になるので、こうしたリスクはますます高くなります。

①、②、③の確率をそれぞれ掛け合わせると、わざわざ投票に行くことによって自分が得られるものの期待値は極めて低くなっちゃうわけです。

一方、(b)の選択、即ち、投票に行かず、自分のやりたいことをやる場合は、ほぼ100%の確率で目的は達成できるでしょう。もちろん、ゴルフをやろうと思って、1時間以上田舎までドライブしたのにコースの手前で突然雨が降りだしたりすることもあるかもしれないし、映画を見るためにバージンシネマに行ったのに満員で入れないこともあるかもしれませんが、それでも、(a)の選択の期待値に比べれば全然高いと言えるでしょう。

ですから、『有権者の意識が低い!』などと、嘆いてみたり、批判してみたりするのは全く的外れというもんです。批判すべきは制度なんですから。

とはいえ、その制度を変えるためにはやはり投票に行かないと始まらないワケですから、やはり、投票に行くことは大事だし、投票率を高めるための努力は怠ってはいけないでしょう。

問題は、その方法で、大の大人に、『選挙は国民の義務だ!』なんてbull shitを言ってみたところで、何にも変わらないわけですから、いっそのこと、オーストラリアのように投票に行かなければ罰金を取るという方法もありではないでしょうか?

随分前置きが長くなりましたが、オーストラリアでは、投票は義務であり、正当な理由なしに投票しなかった有権者に対して、罰金20豪ドル(2,000 円程度)を課しています。結果として投票率は90%以上をコンスタントにキープしているとのこと。

罰金を取られるぐらいなら投票に行く人も増えるでしょうし、投票にイヤイヤでも行く人が増えれば、『せっかくワシらの貴重な時間をとってるんだから、公約もわかりやすいモンを作らんかい!』という声も大きくなるだろうし、『せっかく投票したったんやから、約束守れ!』とか、『公約守ってるのか、ちゃんと報告せい!』と言った健全な議論に発展すると思うのだが…。

でも、やっぱ日本だし、変わらんのだろうな…。

やっぱ、選挙や政治に期待するんじゃなくて、自助努力しか無いですね。この国は。

(参考リンク)

津久井進の弁護士ノート 強制投票制度

強制投票制度(wikipedia)



2008年3月18日火曜日

Yahoo!知恵袋で『"iTunes Music"フォルダの移動の仕方』を質問

勝間さんの本に触発されて、iPodでオーディオブックを聴くことを初めてしばらく経ちました。

効果はテキメン!やっぱ、たかだか30分の通勤の時間でも有効に使えば、知識の蓄積のスピードが全然違いますね。

Barack Obamaの『Audacity of Hope』Barton Biggsの『ヘッジホッグ』、そのほかにもハーバードビジネスレビューの記事をダウンロードして聞いています。

聞き初めて分かったことですが、やはり、隙間の時間を活用するのであれば、なるべく短くて内容のあるものがいいですね。Barack Obamaの本も面白いのですが、普段の通勤の中で聴くにはあまりにも長すぎる!

一つのストーリーを読み終えるまでに中断される回数が多いので、話がとぎれとぎれになって、せっかくのいい話のはずが、印象が薄まってしまう。そういう観点からはハーバードビジネスレビューの記事がちょうどいいぐらいですね。長さは1時間20分だから、1日の通勤の行き帰りで聴き終えることができちゃいます。また、ドライブの時に聞くにもちょうどいいぐらいの長さですね。

ところで、このitune、やっかいなのは、たくさん曲やオーディオブックをダウンロードすると、ハードディスクの容量を喰ってしまうこと。おそらくこれが原因で私のVaioがフリーズするようになったので、近くのBic Cameraの兄ちゃんに対応策を相談しました。

対策として指摘されたのは:
C driveにはなるべくアプリケーションソフトだけをセーブするようにして、d driveにダウンロードした曲をセーブするようにするということ。

どうやればいいのか、yahoo! 知恵袋で質問してみました。で、頂いた答えがこれ↓

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回答日時: 2008/3/18 11:21:35
こちらを参考にどうぞhttp://docs.info.apple.com/article.html?artnum=305451-ja

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完璧な答えがわずか30分の間に返って来て感動です!

以前なら、知り合いに聞きまくって解決するか、土日の貴重な時間を使って、カスタマーサポートに聞くかのいずれかでしたが、こんなに早く解決するとは!

使いこなせている人には大したことじゃないのかもしれないけど、IT化を意識して間もない私には本当感動でした!

当たり前のことですが、これからの時代、ウェブをいかに使いこなせるかで、入ってくる情報の量や質に圧倒的な違いが出てくると思う。年をとるにつれて自分の行動パターンを変えるのが億劫になるものだが、50ぐらいになって、20代、30代の部下から『オッサン』扱いされないためにも、学習することを継続したいものだ。