2008年1月24日木曜日

Online 無料招待状サービス "Yobu" を使う

ジョナサン ヘンドリックセンという名前をご記憶だろうか?2000年から2001年にかけて世界がITバブルに沸いていた頃、ニュージーランド出身の社長の彼によって設立されたバリュークリックジャパン、と言えば、思い出す人も少なくないのではないか?

私の記憶の中では、バリュークリックはホリエモンに買収され、確か退職金として一億円受け取り、また新たな起業の機会を狙うとホリエモンの本で目にしたのが最後となっていた。その彼によって設立・運営されているのが、掲題のYobuという、無料招待状サービスの会社だ。

私がYobuを知ったきっかけは、以前勤めていた会社の同期会ゴルフの幹事を任されたため、「メンバーの出欠を確認するのに、メールだとかったるいなぁ」と思い、google で”無料”、”招待状”で検索したところ、たまたまヒットしたことだ。

ウェブサイトのアドレスは: www.yobu.jp/

実際使って見たが、大人数の出欠を確認するのには極めて便利。また、招待状のデザインも多数用意されていてなかなか見栄えが良いし、remind機能がついていたり、出席者がフォトアルバムを見れるようになっているのもなかなか良い。敢えて足りない機能を挙げるとすると、参加者のスケジュール調整のための機能や、参加者が別の人に転送出来るような機能かな。

ゴルフコンペや多人数が出席するパーティーなど、このウェブを使えばなかなか便利になると思う。そういう意味ではもっと認知されてもいいのではないかと思う。おそらく、マーケティングが十分ではないのだろう。私であれば、東京ウォーカーやゴルフ雑誌、ぐるナビ、etcにバンバン広告を出すところだが。

折角使い勝手のいいサイトになっているのに、残念なのは、サーバーが十分でないのか、少し反応に時間がかかっていたりするところや、前述のとおり、マーケティング不足のところを見ると、seed money がそこをついて、追加投資が出来なくなっているのかもしれない。

単体として生き残っているのは正直難しいと思うが、Yahoo やGoogle の傘下に入れば、アドレスブックを共有し、招待状が送りやすくなったりする⇒メールユーザーへのexposure が高まる⇒利用者増⇒広告媒体としての価値増⇒追加投資により利便性が向上、という好ましいサイクルに入るはずだ。

CEO としては、現時点で売却するのではなく、キャッシュフローを改善した上で戦略的投資家により高い価格で売却するというシナリオを描いているのだろうか?website の会社概要欄では、2006年までは新聞等でも取り上げられていたようだが、その後のサイトの更新は止まっている。事業意欲が低下しているのだろうか?

アイディアとしては良いし、使い勝手もなかなかいいだけに、シナジーを有む媒体との資本提携やベンチャーキャピタルからの追加出資も含め、事業事業存続の努力をしてもらいたいと思う。

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